人生の中で失敗・挫折を経験したことの無い人は一人もいません。

そして失敗・挫折をした時が、人生のターニングポイント(分岐点)になっていることがよくあるのです。

「自分史を作る時、失敗や挫折、恥ずかしい思い出を書いた方が良いですか?」
という質問を受けることがあるので、私の見解を書いていきます。

誰に向けて自分史を作成するか決まっていますか?

誰のために自分史を作成するか
によって、失敗・挫折体験を載せるか載せないかが分かれる場合があります。

この失敗や挫折は自分だけの過失で起きたものでしょうか?
誰か他の人が関わっている場合には、その人の同意を得るべきです。

それが出来ないのであれば、載せない方が賢明です。

■参考記事
自分史の書き方(計画を立てる【03.誰のために自分史を作るのか】)

失敗・挫折こそ読み応えがある

不特定多数に出版する訳ではないのであれば、失敗・挫折の体験を載せた方が良いでしょう。

人生は山あり谷ありで、平坦な人生の人はいませんよね。
何らかの失敗談や挫折経験が誰にでもあるはずです。

これを載せることによって、人生の物語に色が付いていくのです。

有名人の自伝を読んでみると必ず、良くない時・失敗した時の話が載っていますよね。
この経験があるからこそ、良い時・成功した時の喜びが大きくなっているのです。

他人が読んだ時も、同感を得やすくなるのです。

新しい発見につながることがある

今までの嫌な思い出を振り返ったとき、今でも嫌な思い出ですか?

嫌な思い出のままの経験もあるでしょうし、良い勉強になったと思うものもあるかと思います。
また、失敗があったからこそ成功したという経験もあることでしょう。

これらの経験を今現在の視点から見てみると、新しい発見があることでしょう。

これが自分史作成の醍醐味です。

友人と仲直りできた

10年前、些細なことで親友と喧嘩をしてしまったAさんがいました。

二人はずっと仲良しだったのですが、10年間疎遠になっていました。

Aさんが、自分史を作成し始めて、この喧嘩のことを載せるべきか悩んでいました。

友人とは古い付き合いなので、自分史には登場していました。
この友人は、Aさんの人生にとって、それだけ深いつながりがありました。

喧嘩のことも載せるべき。というアドバイスを受けて、Aさんは当時の喧嘩のことを書きました。

すると、どうしてここまで疎遠になってしまったのか馬鹿らしくなってきました。

ずっと仲が良く、色々な思い出を作ってきていたのに・・・。

 

完成後、その親友に一番に見せに行きました。

すると、親友も仲直りがしたかったらしく、喜んで読んでくれました。

そして仲直りし、「なんて馬鹿だったのか」と言って二人で仲良く笑いました。

自分史に書いてある二人の思い出を、ああだこうだと楽しく語っている姿が印象的でした。

現在は、空白の10年の出来事をお互いに報告しあっています。

この先、二人でまた思い出を作って、二冊目を一緒に作成したいそうです。

さまざまな経験を経て、現在がある

このエピソードのように、
当時は腹が立って口も聞きたくなかったとしても、
今の視点から見てみるとガラリと変わることもあるのです。

「すべての経験が現在のあなたを作っている」

ということを考えながら、作ってみてください。

嫌な経験も、「良かった」と思えると良いですね。