自分史の書き方(誰でも簡単に綺麗な文章を書く秘訣)
前回取り上げました「自分史の書き方(起承転結を意識する)」よりも、
もっと簡単に文章を構成できる秘訣をお伝えします。
起承転結と序破急
文章構成において、「起承転結」に近い考え方で「序破急」というものがあります。
起承転結では文章を四段階に分けて書きますが、
序破急では三段階に分けて書きます。
序:導入部
破:展開部
急:終結部
導入部(序)
導入部(序)で、言いたいこと・書きたいことを意識して書き出すことにより、欲張って色々なテーマを詰め込むということが無くなります。
よくある失敗例は、
一つの文章にさまざまなテーマを書いてしまい、
結局何が言いたいのか読者に伝わらなくなってしまう。
ということです。
文章を書いていると徐々に気分が乗って来て、色々なことを書いてしまいたくなるものです。
まずは序(導入部)を意識することによって、自分の言いたいことを明確に整理することができるのです。
展開部(破)
序でテーマを絞ることが出来たら、そのテーマについて深く明確に書いていきます。
破では、言いたい内容を充分に書いていくので、気分が乗ったらブレーキをかけずにたくさん書いてみてください。
文章を綺麗にする作業は後からでも出来るので、頭の中で思ったことを好きに書いてみると良いでしょう。
コツは序で定義したテーマを意識することによって、話が脱線することを防ぎます。
終結部(急)
破で、
「言いたいことをすべて書き切った!」
と思ったら、最後に「結び」となります。
急では、テーマのまとめや落ちを書きます。
読者に本当に言いたいことをここで書くと、読者に伝わりやすくなります。
まとめ
「自分史の書き方(起承転結を意識する)」と同様に、
意識し過ぎることには気を付けてください。
無理して型にはめようとすると、不自然な文章になってしまう可能性があります。
より綺麗な文章を書くコツなので、頭の片隅に入れて書いてみると良いかもしれません。