諸行無常の自分史
こんにちは。
パーソナルメモリーズ スタッフの キョウコです。
先日は、都内でも初雪が降りましたね。東京都心での11月の初雪は54年振りだそうです。寒くなってきたとはいえ、驚きですね。
その初雪の少し前に、パーソナルメモリーズからお客様へ自分史の納品がありました。
私も制作作業に一部携わっていたので、自分史の納品に同行を希望していました。
お客様とお会いできる事をワクワクしておりましたが、ちょうど納品日の直前に風邪気味になってしまい、万が一お客様に風邪をうつしてしまっては大変ですので心残りでしたが留守番となりました。
この日は代表の須藤が一人で自分史を納品しに伺いました。
「可能な限り直接お会いして自分史を納品する」それが須藤の数ある心がけの一つです。
今回のお客様も、わざわざ完成した自分史を届けてくれたとご本人とご家族から大変感謝されたと須藤が喜んでいたのが印象的でした。
今回のお客様の自分史は、戦争時代を幼少ながら懸命に生き、終戦後は勉学に励み、病も乗り越え、あらゆる語学を習得しました。
貿易業や色々な事業を興し、経済的に大変成功なさいました。アメリカでも事業を興し、家族で向こうに住んでいた経験もあります。当時のアメリカに移住して事業をしていたのですから驚きです。
事業に手がかからなくなってからは、奥様と二人で世界各国を旅して回りました。ほとんどの国を訪れ、たくさんの体験と思い出があります。
時代背景の為、人生は山あり谷ありでしたが、お客様自身のたゆまぬ努力と持ち前の商才のおかげで今は穏やかにお暮らしです。
そんなお客様の座右の銘は「諸行無常」です。
「諸行無常」について調べたところ、平たく言うとこのような意味でした。
【諸行無常(しょぎょうむじょう)】
仏教用語。「諸行」はすべての事物や現象。「無常」は常が無い。合わせて「世の中のすべてはうつり変わる」
お客様は、様々な経験をしながら、山あり谷ありの人生の中で、全ては「諸行無常」であると思いながら人生を歩んでこられたそうです。
この度完成した自分史はお客様に大変ご満足頂けたようで、須藤が喜びの報告をパーソナルメモリーズ内にしていました。
それを聞いて、パーソナルメモリーズスタッフ一同も大変嬉しかったです。
お客様のお庭に生っている自然の柿を、お土産に須藤に持たせてくれました。柿はパーソナルメモリーズスタッフ一同で頂きました。甘いのに柔らかすぎず、大変美味しかったです。ご馳走様でした。
私は今まで「諸行無常」という言葉について考えた事がなかったのですが、この度考えてみました。
「諸行無常」という言葉は、最初はとても寂しい気分がするのですが、心強い言葉でもあると感じました。
この言葉に元々そういう意図もあるのだと思いますが「諸行無常」であると心にとめておけば、自分にとって寂しい変化や良くない出来事が起きた時に、動揺せずに受け入れられそうなので、心強く感じました。
私はまだまだ人生のひよっこですが、自分史を振り返ってみると、楽しい時やそうでない時、様々な変化があったなあと思います。
皆さまの人生も、振り返ってみて自分史にしたらきっと様々な変化で溢れていると思います。
変化といえば、このブログを書いている今は私の風邪もすっかり治っています。
これから師走ですね。
皆さまも年末に向けてバタバタするでしょうから、一緒に気合いで風邪をよせつけないようにしましょうね。
追伸
須藤は納品した時にお客様から味噌煮込みうどんをご馳走になったそうです。
「最高に美味しかった!」
と上機嫌でした。