昨日は自分史の講座にアドバイザーとして参加しました
昨日は東京都武蔵野市で開かれた自分史の講座に、アドバイザーとして参加してきました。
戦前生まれの方が20数名集まり、それぞれの自分史を語り合いました。
戦前生まれの方がほとんどということと、12月8日は太平洋戦争の開戦日ということで、前半は自然と戦争の話になりました。各々の戦争体験や現在の時代についても熱く語っていただき、ディスカッションが過熱しました。
「思い出す」ということも大事。
「考える」ということも大事。
そしてなにより「語り合う」ということの大事さを一番痛感しました。
思い出すこと、考えることは一人でも出来ます。
けれども、語り合うということは二人以上集まらないと出来ないことです。ここが一番重要です。
せっかく「自分史」という共通のテーマで集まったのだから、語り合わない手はありません。他の人の自分史に耳を傾けて共感したり、自分の経験との違いを認識したり。自分の自分史を語って、他に人に聞いて貰ったり。
コミュニケーションの場としても非常に有用ですし、なにより認知症の予防にも効果があるとされています。
実際にその場に身を置くことで分かる空気感でも、非常にイキイキしていることが分かります。
先に「ディスカッションが過熱した」という表現を挙げましたが、とてもイキイキとしているからこそ、「語り合う」ということが最大限に出来たのだと思います。
日本のメディアとアメリカのメディアの違い
日本のメディアでは、12月8日に朝日新聞のコラム欄で少しだけ、太平洋戦争の開戦日だと取り上げられただけだそうです。
アメリカでは毎年12月8日になると、大きなポスターに
「忘れるな、パールハーバー」
と書かれ、大きく広報されるそうです。
日本は原爆を二つも落されたのだから、世界から見ても、その方が罪が重い。それをアメリカも自覚しているから、隠すためにパールハーバーのことを大きく取り上げている。
という意見もありました。
また、今の日本は完全に平和ボケしている。という意見もありました。
色々な議論がありましたが、
平和であるために、戦争を経験した方からの貴重なお話を語り継いでいくことの重要性
というものを改めて実感しました。
それともうひとつ、
議論を通じて、参加者の皆様の脳が活性化されているな
と感じた、開戦日の午後でした。