「家族だからいいや」ではなく「家族だからこそ」
こんにちは。パーソナルメモリーズ スタッフのキョウコです。
関東では春一番が吹き、暖かい日もちらほらありますね。春がすぐそこまでやって来ています。
私は花粉症です。最近は外に出ると目がかゆくなる事が多くなってきたので、今年も花粉用メガネをかけ始めました。花粉でも春の訪れを感じています(笑)
最近までは、夜は冷えるので家にこもってテレビを見る機会が多かったのですが、先日某テレビ番組でとても良い言葉が出てきたので今日はそちらについてお話しします。
「家族だからいいや」ではなく「家族だからこそ」
このテレビ番組では毎回ゲストが一人登場します。ゲストが人生の失敗談や苦労話しを話して、聞き手に教訓として学んでもらうというのが番組のテーマです。
先日の放送のゲストは、過去に家族から理由不明の借金の申し出があり、それによって長い間家族と絶縁状態で孤独に生きてこられたそうです。その放送では番組が家族と連絡を取り、現在の家族の状況と当時の家族の事情を知る事が出来ました。
私はそのトラブルの原因はゲストの方は全く悪くないと思って見ていました。しかし、ゲストの方は謙虚な方なのでしょう。
振り返ると家族間のコミュニケーションが上手く取れていなかった事も、絶縁状態にまでなってしまった原因の一つであるという事を語っていました。そのゲストの方が言っていた言葉がこちらです。
「家族だからいいや」ではなく「家族だからこそ」
家族だから礼儀もキチンとする。家族だから話しをする。それは当たり前のようで、実際には自分はできているだろうかと思いました。
家族は当たり前のようにいるから無意識のウチに、
「わざわざ話さなくてもいいや」
「これを話すのは照れくさいからいいや」
「その話は何回も聞いたからもういいよ」
と、ついついこのようになりがちな気がします。これは特に年齢が若い頃はこういう傾向が強いのではと思います。私も若い頃は母親に自分の事をあまり話さなかったような気がします。大人になってから母親に色々話すようになり、それを母親が喜んでいた事を今でも覚えています。
そして、「その話は何回も聞いたからもういいよ」というのは、実際に何回も聞いているからそういう気分になってしまうのは仕方ない事だと思いますが、もしかしたら、その話について別の角度で質問してみるとその話に新しい発見があるかもしれません。
なんにせよ、その話を聞けるのもご本人がご健在だからこそなので、良い事だと思います。
私も昔は親が何回もする話しは特別に深掘りしていなかったように思います。両親が他界して自分も年齢を重ねた今となっては、改めて親に聞いてみたかったなあと思う事が沢山あります。
家族のコミュニケーションに自分史を
家族の事は、知っているようで知らない事が沢山あると思います。
それは、隠しているのではなく単純に、
「言う程の事ではないから聞かれない限り話していない」
という事が大半ではないでしょうか。
今ある幸せを失ってから気付くということは昔から言われています。
コミュニケーションを取る機会があるということも、今ある幸せの一つではないでしょうか。
爆笑問題の太田光さんも、
「今は亡き親父が生きている間に聞いとけばよかったなってことが、僕にもたくさんある」
といつかの番組で言っていました。
家族のコミュニケーションには、自分史作成が役立ちます。
例えば、ご両親の自分史作成をすると、ご両親が生まれてから現在までを順を追って文字にしていく事になると思います。その工程で色々な質問をすることになるので、必然的に当時の交友関係や思い出深い出来事を家族が知る事ができます。
家族だけで自分史を作成されるのもとても良いと思いますが、パーソナルメモリーズにご依頼頂いて親御さんの自分史作成をご家族みんなで楽しみながら自分史を作成された事例も沢山ありますので、お気軽にお問合せくださいね。
今日も花粉が飛んでいそうですね。それでも春はやっぱり待ち遠しいです♪
花粉に負けずに春の訪れを楽しみましょうね♪