97歳のお客様の家に自分史の納品に行きました
こんにちは。
パーソナルメモリーズ スタッフのキョウコです。
秋晴れが続く今日この頃で、秋を感じる季節ですね。
最近はおしゃべり自分史にて人生のお話を聞いていたお客様の自分史が次々に仕上がり、須藤が納品に行っています。
今週の月曜日にも須藤が97歳のお客様の家に納品に行ってきました。
97年歩んできた人生の記録を書いた自分史
月曜日に自分史を納品したお客様は、97歳というご年齢ですのでもちろん戦争を経験していらっしゃいます。
戦争当時のことを詳しく書いた日記はどこかに行ってしまったそうで、それは残念ですが、今でも覚えているエピソードをお話を聞きながら自分史にまとめました。
幼少の思い出やその頃の家族のこと、学生時代の思い出や戦争の辛い経験、就職して結婚して子供が生まれて・・・。
写真をたくさん織り交ぜながら今までの人生の物語が語られて行きます。
ご自身で文芸誌を発行されていた時期もあり、おしゃべりや執筆・編集作業は楽しんでいただけたようでした。
このお客様の自分史の中で面白かったエピソードがあります。
それは人命救助をした時のお話です。
人命救助
趣味の釣りに出かけた時、自転車に乗った女性が橋から落ちてしまったのを目撃しました。
目撃した周囲の人達は、このお客様も含めて皆で駆け寄りましたが誰も助けに行きません。
女性は川から顔を上げながらアップアップと溺れているようです。
そしてこのお客様は泳ぎに自信があったので上着だけ脱いで川に飛び込み、女性を救助したのです。
女性を川から引き上げたので、もう大丈夫だと思い震えながら自宅へ帰ったそうです。
後日、その女性が自宅までお礼にやってきました。
救助の時は名乗らずに帰ったのですが、どうやら近くにいた人が救助の最中に岸にとめていた自転車の名札を見たようでお客様が助けたことが判明したようです。
女性の話を聞くと、結婚して女の子が生まれたばかりだったそうで、大変感謝されたそうです。
ですが、奥様には救助したことを言っておらず知らなかった為、いきなり若い女性が家を訪ねてきたものだから機嫌が悪くなったことを今でも覚えているそうです。
この後、各新聞で顔写真付きでこのことを掲載されたり、文部省職員の名誉だということで文部大臣名で表彰状を授与されたり、茨城県知事賞を授与されたりと、救助後は名乗らずに帰ったのに思わぬ大事になったそうです。
この救助された女性にとってはまさにヒーローですね! 女性の命の恩人となったのです。
今も元気な秘訣
97歳の現在もとても元気だと須藤が言っていました。
その秘訣は、おそらく天気の良い日は毎日お庭の手入れをしているからではないかと言っていました。
退職後にご自分で庭に池を作ったり、庭に畑を作って野菜やお花を育てたり。
ペットの猫に畑を荒らされてしまうこともあるようですが、そういったイベントも張り合いがあって良いのではないでしょうか。
娘さんは、
「朝起きるのが三時頃でとても早いので、私たちはもちろん寝ています。だからおじいちゃんは自分で朝ご飯も作って食べていますよ」
と言っていたそうです!
ほとんどのことをご自分でやっているということも健康には良いようですね♪
納品時はとても喜んでいただいたようで、パーソナルメモリーズとしても嬉しくなります。
これからも健康第一で趣味を楽しんでください♪