生死を彷徨い強く思ったこと
こんにちは。
パーソナルメモリーズ スタッフのヒロコです。
前回の自分史作成のコツでチラッとお伝えしておりましたが、
仲の良い知人が生死を彷徨っておりましたが、無事昨日退院することが出来ました。
その知人が語ってくれたことが興味深かったので皆様にもお伝えしたいと思います。
「やりたいならやれ」
救急車で緊急搬送された知人は、HCという重症患者用の集中治療室に入りました。
部屋の中で痛みとぼんやりする頭で色々と考えたそうです。
(このまま死んでしまうのではないか)
(部屋の片付けとかは兄貴にお願いすることになるのか)
事故前後のことは頭を強く打った為、覚えていないのですが、そんなことを考えていたそうです。
同室の患者は痛みがあるのか、一晩中うめき声が聞こえ、亡くなってしまった方もいたそうです。
数日経ち、容態が安定したので普通の病室に移ることになりました。
前の病室では自分が死んだ時のことや住んでいる部屋のことを考えていたそうですが、病室の移動と共に別のことも考えるようになったそうです。
仕事のこと、人生のこと、退院したらやりたいこと、食べたいもの、行きたいところなど。
この頃にお見舞いに行くと、仕事の話や食べたいものの話が多く、自然と笑顔が多くなっていました。
そして退院したら真っ先にしたいことは、
「洗濯して掃除をする」
と言っていました。
相当部屋の状態が気になっていたようです。
前から部屋の模様替えをしたいしたいとは言っていたのを聞いていましたが、心残りというか頭の片隅にずっと引っかかっているようでした。
もし知人がそのまま・・・ということになってしまった場合、家族が部屋の処理をしなければなりません。
事故の日に出てきたままの状態の部屋を家族に片付けてもらうのは大変な労力になると考えていたのです。
なので退院したら洗濯と掃除をして、そのあとは本や趣味のものを断捨離すると話していました。
知人は断捨離など興味が無く、言葉自体も知らないのかと思っていましたが、興味があったことをその時初めて知りました。
そして掃除・洗濯・片付け・断捨離などが終わったら、ずっとやりたかった部屋の模様替えをやりたいと話していました。
生死を彷徨っている時に、部屋のことや模様替えのことを考えているというのは興味深いお話でした。
無事退院して
無事に退院して、洗濯機を数回まわして疲れて寝て・・・と過ごしていたようです。
無理せず徐々に自宅療養をしながらやりたかった部屋のことを進めて行って欲しいと思っています。
知人から退院後に来たメールを紹介します。
件名:今回、生死を彷徨い、より強く思った事。
本文:食べたいものは食べろ
行きたいとこには行け
飲みたいなら飲め
やりたいならやれ
我慢はストレスを産むだけ
良い言葉のような、どこかで聞いたことがあるような(笑)言葉ですが、集中治療室のベッドの上で生死を彷徨いながら色々考えた結論がこの言葉に集約されています。
先週の記事でも紹介した内容と同じような言葉ですね。
⇒https://www.personal-memories.jp/jibunshi/20180914/
実際に生死を彷徨った人が言うので、後悔しない生き方のヒントになりますね。
ひとまず、無事に退院することが出来てなによりでした。