【第7回】断捨離と自分史(万が一に備える編)
断捨離と自分史の第7回目は、特定のジャンルのお話ではなく「万が一に備える」という、気持ちの話です。
「片付け」と「万が一に備える」というのは切っても切り離せないものです。
次々にモノを片付けていくと、「万が一に備えたモノ」に行きつくことになります。
例えば、
万が一、災害が起きた時のための、「備蓄用の水」や「防災グッズ」。
万が一、お客様が来た時のための、「布団」や「座布団」や「良い食器」。
これらのモノを大事に備蓄しています。
往々にして、片付けが苦手な人というのは「万が一に備えたがる」という傾向があるようです。
そして片付けが苦手なために、部屋は他人に見せられる状態ではなく、お客様が来ることは無いので、万が一のためのモノを使う機会は来ないというジレンマに陥ることになります。
まさに本末転倒です。
カビとホコリだらけでプーンと匂う湿った布団をお客様に出すのは、考えただけでおそろしいですよね。
最近は布団レンタルのサービスなどもあるらしいです。ごくごくたまに来るお客様には、綺麗な布団を使ってもらって、それ以外の日々は空いたスペースで有意義に過ごすことが出来ますね。
防災用品は、しっかりと万が一に備えて使えるものを備蓄しておきましょう! いざ使おうと思っても、どこにしまったのか忘れてしまったり、消費期限切れだったということが無いようにしておきましょう。
万が一に備える人は未来型
万が一に備える人というのは度が過ぎると、未来に怯えている人とも言い換えることができます。
このような傾向がある方は、何をするにも慎重で、最悪のケースを考えて行動することが多いです。時には、とっても役立つ能力ですが、大体の場合はそこまで最悪のケースは訪れません。
来るはずの無い未来に怯えるよりも、今を生きることを考えた方が良いかもしれません。
モノが捨てられないのは過去型
モノが捨てられないという人は、過去に生きていると言えます。過去の栄光や思い出にしがみついて、昔の思い出や経験を手放すことが出来ません。
片付けの語源は、過去に方を付ける。
と言われています。
しっかりと過去に方を付けて、今を生きるべきでしょう。
まとめ
過去型と未来型のどちらにも言えることですが、今現在を本気で、楽しく、精一杯、生きていないのです。
過ぎ去った過去にとらわれたり、来るはずもない未来に怯えたり。
今をしっかりと生きられるように考え方をシフトすると、より良い今を生きられるのではないでしょうか。