W杯準決勝ブラジル×ドイツから分析するメンタルブロック

こんにちは。パーソナルメモリーズの須藤です。

皆様はW杯の準決勝
「ブラジル×ドイツ」
はご覧になりましたか?

私はリアルタイムで見ていました。

前半20分~30分の時、
ちょうど卵かけご飯を食べていたのですが、
のどに詰まるほど驚きました。

結果は7対1でドイツの圧勝だったのですが、
心理学的に分析してみました。

どちらのチームを分析したかと言いますと、
ブラジルです。

先にドイツの話をすると、
今日の試合はすべてにおいて完璧でした。

実力・精神力・調子・戦略
すべてがブラジルを上回っていました。

どちらも「勝ちたい」という思いは、
同じくらいであったはずなので、
ドイツについては称賛しかありません。

そして、ブラジル。

地元でのW杯ということもあり、
かなりの重圧であったことでしょう。

エースやキャプテンが出場できないなど、
精神的・物理的にもゴタゴタしていました。

と、このくらいの弱点であれば
あんな大敗はしなかったでしょう。

サッカー大国ブラジルですからね。

1番の決め手は、2点目の失点でしょう。

1点目は仕方ないものとして、
「まだまだ追いついてやるぞ!」
という気持ちがあります。

しかし、早い段階での2失点目は、
かなり精神が揺さぶられたはず。

「これはマズい!」
「早く取り返さなきゃ!」
「だけど焦ってはダメだ!」

という精神の動きがあります。

流れも完璧にドイツにありました。

ドイツ視点で見るとここが凄いところです。

試合前から、
先制点はドイツが取って、
その後も猛攻を仕掛ける。
という戦略を選手全員が意識していたのです。

これが実現したことにより、
試合は完全にドイツの手中にありました。

そして攻撃の手を緩めることなく、
ブラジルのゴールに襲い掛かり、
さらに追加点を加えていきます。

この時点で、
もうブラジルは意識を失っていると
言えるでしょう。
思考が停止した状態です。

2点目を失った時には、
「これはマズい!」
「早く取り返さなきゃ!」
「だけど焦ってはダメだ!」
と、動揺はしたものの、
やはり歴戦の勇者たち。

心を落ち着かせて、まずは1点返そうと
していました。

けれど、3点失点目になると思考停止状態。
正確には、
「え?」
「なんで?」
「どうやって逆転しよう」
「どこが悪いの?」
「もう駄目かも」
という思考を繰り返しているのですが、
完全に動揺しています。

そして通常時は絶対にしないようなミスをし、
ボールを奪われ点を取られ続けることになります。

ブラジルがシュートを打っても、
まずゴールの枠にすら飛びません。

大体なら入るようなシュートも相手の
スーパーセーブに阻まれ、入らない。

逆にドイツは、
フロー状態。
完全に集中しきって流れに乗っている状態なので、
スーパーセーブを連続する。

という具合です。

何が言いたいのかと言うと、
ブラジルの心(精神)が揺らいだ時点で
メンタルブロックがかかっているのです。

表層的な意識では、
「点が取りたい!」
と考えていますが、

深層意識では、
「もう駄目かも・・・」
と考えてしまっているのです。

この意識が少しでも頭をよぎった時点で、
具現化してしまいます。

「もう駄目かも・・・」
という意識を抑圧すればするほど、
その通りになってしまうのです。

だから普段はしないミスをし、
シュートも枠に飛ばなくなるのです。

これらを分析すると、
ドイツにはおめでとう。
決勝戦も楽しみにしています。

と言いたいです。

ブラジルは、開催前のプレッシャー、
今日の試合での心理的なダメージ、
試合後のブラジル国内からの声。

これを考えると、とても深い傷を負っている
ように思います。

一流の選手であり、専属メンタルコーチなども
ついていると思うので大事には至らないかと
思いますが、

普通の人であれば、ひとたまりもないでしょう。

だから
お疲れ様。
ゆっくり休んでください。
と言いたいです。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。

Follow me!