遺言今日は、自分史を作ろうと少しでも考えたならば絶対に早く作った方が良いというお話をします。

なぜこんなお話をするのかと言うと、つい最近、自分史作成途中のお客様が亡くなってしまいました。

末期の肺がんで入院しており病院まで取材に行きました。とても元気そうで、本人もよく言われるとおっしゃっていました。

そして一度退院し、お宅にもお邪魔しました。

その時にお話した内容で印象的だった言葉が3つありました。

1つは、毎晩ご飯の時にビールを一杯だけ飲んでいるということ。

「ビールが飲めるうちはまだ大丈夫。ビールが飲めなくなったら本当にまずい」

と言っていました。本当にパワフルな人でした。だけど、その中にも思いやりや他人への優しさが溢れている。そんな人でした。

2つ目は、飲みに誘ってくれたこと。

「須藤君はお酒は好き?」
「何が食べたい?」

と、とても気を遣ってくれました。今度一緒に外に晩御飯を食べに行こうと誘ってくれました。

もんじゃをご馳走してくれる約束でしたが、結局果たすことは出来ませんでした。そのことを思い出すと今でも涙が止まりません。

3つ目は、奥さまのことをとても愛していらっしゃるということ。

上に貼った本人の直筆メッセージからも分かるように、奥さまのことを心から愛していらっしゃいました。

そういうことでは日本人は奥手とされていますが、奥さまに何度も言葉で伝えていたことが印象的でした。奥さまは「またまた~」という感じで照れながらも嬉しそうな顔をしていました。

 

自分史を作ろうと思ったら今すぐに作り始めるべき

何度かお会いして少しずつお話を聞いていましたが、完成前に亡くなってしまいました。

もう少し早く作り始めていたら・・・。

後悔してもしょうがないですが、

これから少しでも自分史を作りたいと思っている方がいれば、本当に早く作り始めた方が良い。

と断言します。

これから

今回のことを通して、私自身もなるべく時間を意識して早く自分史を作ってあげられるようにしようと心に誓いました。

また、作成途中の自分史はご家族の意向と協力で最後まで作らせていただくことになりました。

直接ご家族ひとりひとりに優しく言葉をかけていましたが、本にするとご家族もより喜んでもらえるものです。

お通夜に出席した直後からこの文章を書き始めましたが、なかなか形にならず何日か経ってしまいました。文章にする中で考えていると、色々な気持ちが溢れ出てきます。

ひとりの男の人生とその家族の物語を本にする。

そんなサポートをこれからも真剣に取り組みたいと考えました。

心よりご冥福をお祈りいたします。

※本人の直筆メッセージは、ご家族の了承をいただいて掲載しています。

■自分史の作成を先延ばしにしない技術
http://www.personal-memories.jp/jibunshi/20150302/