自分史を作るのに早過ぎるということはない

先日、知人の結婚式に行ってきました。

幸せいっぱいの場。

しかし今まで参加した結婚式とは
どうも違った感覚が心の中にありました。

今まで、教会での挙式の時には、
「綺麗だな」
「かっこいいなぁ」
「歌を歌うのちょっと恥ずかしいな」
という感情しかありませんでした。

なのに今回の挙式では泣いている人が続出。

おめでたい場なのに。

そして私も涙を堪えるのに必死でした。

それは今回の結婚式が出来たのは
「当たり前のことではなかった」
からです。

今回の結婚式を挙げることが出来たのも
奇跡のようなものです。

参列した方々もきっとそのような
感覚があり、目一杯感動されていました。

詳細は省きますが、
生死の境を彷徨って生還したことがある人
というのは時間の大切さ、人の大切さを誰よりも
心得ているのでしょう。

格式ばった結婚式を挙げるカップルは
年々減ってきているようです。

カップルの考え方次第で決めればいいと
思いますが、今回のような結婚式に参列してみると、

お世話になった方に恩返しをする
という意味が、とてもよく理解出来ました。

誰の人生も平坦なものではないでしょう。

しかし、死の危機にあうことは稀ですよね。

今回結婚式を挙げた知人は、
自分史の大切さを誰よりも知っています。

実際に知人が自分の死の危機に直面した時、
・今までお世話になった人に挨拶がしたい
・自分の生きた証を残したい
・上記の準備をするのに早過ぎることはない

ということを後で元気になってから聞くことが
出来ました。

2分の1成人式という行事も最近盛んになっているようで、
20歳の2分の1である10歳になったら
お祝いをするそうです。

祖父母や両親がお祝いをするという意味も
あるのですが、学校では10歳の子供に
今までの人生(自分史)を書かせて

子供が祖父母や両親に書いた自分史を
発表し、今までのお礼を言うという
粋なことをしている学校も多数あるようです。

10歳の子供と言っても、このようなイベントは
結構覚えているもの。

今後の人生観に深く影響し、
感受性や感謝の心が育まれそうです。

いつも思うのですが、披露宴で流れる動画って
自分史ですよね。

新郎と新婦のそれぞれの生い立ちから始まり

徐々に成長していく過程があり

二人が出会い

二人の思い出の場所やエピソードがあり

今に至る

というアレです。

ただ自分史を作るだけではなく、
あのような感動も提供できるような
そんな仕事をしていきたいと強く思いました。

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